2020年3月1日 W

WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに

「北京通信」によると、中国に発見したWHO=世界保健機関などの専門家チームが行った共同調査の報告書が公表された。感染者の症状について特定化、致死率及び関連疾患について詳しい分析を明らかにした。

今回の分析結果は中国武漢の感染者55924人余りのサンプルの分析結果となる。

感染すると平均5日から6日後に症状がでるとする。感染者からみられた症状は
▽発熱が全体の87.9%、
▽せきが67.7%、
▽けん怠感が38.1%、
▽たんが33.4%、
▽息切れが18.6%、
▽のどの痛みが13.9%、
▽頭痛が13.6%など

感染者のおよそ80%は症状が比較的軽く、肺炎の症状がみられない場合もあったという。重症患者は全体の13.8%、呼吸不全及び敗血症、多臓器不全など命に係わる重篤な症状の患者は6.1%だった。60歳以上の方、基礎疾患は高血圧・糖尿病・循環器疾患・慢性呼吸器疾患・がんなど患者は重症化リスクが高いという。

19歳未満の感染症は2.4%、子供の感染例は少なく、症状も比較的軽い。子供の発見は主に、大人の感染者の濃厚接触者の調査中に発見したケースが多い。子供から大人に感染するケースは今回の調査結果発表までには居なかった。

一方、5万5924人の感染者のうち死亡したのは2114人で、全体の致死率は3.8%でした。80歳を超えた感染者の致死率は21.9%、5人感染者に1人となる結果になった。また、感染拡大が最も深刻な武漢は致死率は5.8%なのに対し、その他の地域では0.7%,大きな差が出ていることを明らかにした。

特に、合併症の患者は致死率が高く、
▽循環器の病気がある人は13.2%、
▽糖尿病が9.2%、
▽高血圧が8.4%、
▽慢性の呼吸器の病気が8.0%、
▽がんが7.6%

同チームは、新型ウイルスは2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)やインフルエンザと異なると強調し、各国に隔離や感染経路の確認などを迅速に行うよう求めた。

また、WHOは咳またはくしゃみがある方はマスクを着けることが最も重要。その以外の方についてマスクの着用は必須ではないと説明した。一方、手洗いとうがいは「最も重要な予防方法」である。