検査の目的
尿酸とは、たんぱく質の一種であるプリン体が代謝によって分解され、生成された残りかすのようなものであり、体に不必要な老廃物です。そのため、多くは腎臓に運ばれ、ろ過されて排泄されます。体内では一定量が存在し、排泄と産生のバランスが通常は取れています。
プリン体は食品の一成分としても含まれており、アルコール・レバー・肉類・魚貝類・卵などの過剰摂取は、尿酸値を高くする要因にもなります。尿酸値が高いと、腎臓障害からくる病気になるおそれがあります。
尿酸とは、たんぱく質の一種であるプリン体が代謝によって分解され、生成された残りかすのようなものであり、体に不必要な老廃物です。そのため、多くは腎臓に運ばれ、ろ過されて排泄されます。体内では一定量が存在し、排泄と産生のバランスが通常は取れています。
プリン体は食品の一成分としても含まれており、アルコール・レバー・肉類・魚貝類・卵などの過剰摂取は、尿酸値を高くする要因にもなります。尿酸値が高いと、腎臓障害からくる病気になるおそれがあります。
基準値 | 要受診 |
男性 : 3.0~7.0 女性 : 2.0~6.0 |
男女とも7.0以上 |
(単位:mg/dl)
数値は成人男女で異なり、ホルモンの関係上、女性の数値が低めですが、女性は閉経後に数値が上昇してきます。
血液中の尿酸は水に溶けにくく、濃度が7.0mg/dl以上で結晶化して高尿酸血症となります。腎臓をとりまく排泄障害が顕著にあらわれ、尿路結石や痛風などを引き起こします。
尿酸が過剰に作られる場合や排泄が低下している場合に、尿酸値は上昇します。また、尿酸の生産が少なすぎる場合などには低い値となります。
【基準値以下】
腎性低尿酸血症など
【基準値以上】
痛風、高尿酸血症など